2018年12月14日(金)~16日(日)
稲尾岳・甫与志岳・御岳・大箆柄岳 参加者:5名
14日11時半頃稲尾岳ビジターセンターに着き、昼食の後登り始める。天気はまあまあで照葉樹林の林を歩き小さな鳥居の有る頂上へ。ビジタ―センターで明日の甫与志岳の林道の通行止めの話を聞く。
15日はまず甫与志岳へ登山口を姫門登山口に変え最短距離の展望の無い直登コースで登る。山頂は360度の展望で肝付の山々や内之浦の海岸線がよく見えた。午前中に下山し、午後からは高隅山系の御岳に登る、急登の山だが景色を楽しみながらなので良かった。
3日目大箆柄岳だが此処も林道が土砂崩れの為余分に40分程林道を歩く、10時半頃から雨になり、頂上でも景色は見れなかったが4山達成でき、無事下山出来たので皆満足して帰れました。
(写真)
上:稲尾岳(いなおだけ)/甫与志岳(ほよしだけ)
下:御岳(おんたけ)/大箆柄岳 (おおのがらだけ)
2018年12月8日(土)曇り 《飯盛ケ城》 岳本コース・レベルA
参加者:11人
今シーズン一番の寒波到来日に飯盛ケ城(1075m)に登る。由布山は五合目から上は初冠雪と霧氷で真っ白になっているが幸か不幸か飯盛ケ城までは雪は降りてない。
飯盛ケ城は由布の町からから見ると横にコブの様にぴょこんと飛出ていて、正面登山口からなら40分で登れる小さな丘の様な山だ。民芸村近くのS邸に車をとめさせてもらい出発、金鱗湖の周りは早観光客でにぎわっている。
山道に入ると初めは杉林の登りとなり少しうっとうしいが1H程で草原帯にでる。前方に真っ白な衣をかぶった由布岳が姿を現す。大分からの見慣れた姿もキレイだが間近で見ると趣変わり勇姿然としていてほれぼれする迫力がある。草原の道は急登もあるのだが展望が利き歩きやすくて楽しい。水場を過ぎ10分で合野越え、さらに10分で飯盛ケ城に着く。雪はないが風が強くて寒い、早速冬山の洗礼を受けているようだ。正面登山口にいくつかの車が見えるので由布岳に登って初雪を楽しんでいる人達がいるのだろう。
今日は夜忘年会があるので飯盛ケ城往復なのだが雪の由布岳にも近いうち登りたいものだ。山頂から一段下に下りて昼食、往路を下山した。
岳本コースを歩く人は少ない。登山口が470mなので標高差は600mあり、急坂もあって往復3時間半と云う所か。春の野焼き後がおすすめとS氏は云う、登山口に駐車場がないのが難だがコースとしては中々面白いと思う。
*夜の忘年会報告は「とっぽけん」コーナーにあります。
(写真)
上:金鱗湖畔(観光客多し)/冬枯れの道を登る/きれいな杉林/草原帯に出て一休み
中:草原帯の道/初冠雪の由布岳/草原帯、道はまだ続く/水場
下:山頂(風強く寒い)/昼食
2018年11月17日(土)曇り 《競秀峰、古羅漢》レベルB
参加者:14人
耶馬渓といったら「青の洞門」を連想する人は多いだろう。私達は「山の会」なのでその巨峰・絶壁の奇岩群を歩く事にした。前日の天気が雨でこれは中止にしないと危ないかも?‥と心配したが当日はそれなりの天気になり変化にみちた山歩きを楽しむ事ができた。
まずは競秀峰へ登る。南の弘法寺から山に取付き70m上がると陣の岩につき当たる。ここから競秀峰の核心部が始まる。ウオーミングアップと云うには少し厳しい岩場の尾根歩きがいきなり始まったが陣の岩をグル―と一回りすると体もほぐれ心構えに余裕が出てきた、結局全コース通してこの最初の尾根巡りが一番スリルがあったように思う。このあと案内標識にそって洞窟めぐり、展望所を楽しみ2時間で北のオランダ橋手前の登山口に下りつく。観光客にまじり青の洞門を見学しながら公共駐車場にもどり河原におりて昼食、競秀峰を見上げながら「あの釣鐘岩の下を歩いたなぁ」「鬼岩はあれかなぁ」と話が弾む。
昼から羅漢寺へ移動する。羅漢寺の門前に軍艦島に似た「古羅漢」と云われる面白い岩山がある。羅漢寺は観光で来ることもあるが古羅漢に登るのは中々ない事だ。一番端の国東塔のある岩場までいっても1時間で周回する事ができる。藪が切り払われ道が明瞭になり鎖もしっかり整備されて歩きやすくなっていた。以前はこの先行けるのか?ハラハラしながらヤブをかき分け歩いたモノだ「スリルが無くなって少し物足りなかった」と云うのは贅沢な話か! 競秀峰、古羅漢も短時間のコースだが岩場あり、鎖あり、展望ありで面白い山行だった。
こんな所ばかり/妙見宮
鬼岩展望所/競秀峰をバックに
河原で昼食/(古羅漢の部)陸の軍艦島?
古羅漢①/古羅漢②
西の端にある国東塔の岩峰/古羅漢の裏側
イチョウの黄色いじゅうたん/トンネルを抜けるとモミジだった。
2018年11月10日(土)、11日(日)烏帽子岳・国見岳
参加者:5名
大分を早朝出発し、初日は烏帽子岳に登る。10時過ぎ九州山地の熊本、宮崎の県境、椎葉越の登山口より、緩やかな主尾根の登りを歩く。高度の高い所では広葉樹の葉が落ち、早い冬支度だが、幸い天候に恵まれ暖かい日差しの中を気持ち良く歩けた。樅木山荘に宿泊し、2日目は国見岳へ、林道をゲート前まで車で行き、ゲートを超え新国見登山口迄林道を歩き、登山口より急登を登り、支尾根の綺麗なブナ林の中を歩き、シャクナゲの林を過ぎると山頂。頂上は貸し切り状態
で、展望も良く360度の展望。阿蘇、くじゅう、祖母、傾、韓国、市房山など手に取るように見えた。山を下り帰路に着くが五家荘平家の里でもみじ祭りの為に県道が登りの一方通行に成り熊本方面には下れず、引き返し椎葉越えを超え宮崎県側から遠回りをして帰る。
(写真)
烏帽子岳山頂/五家荘樅木周辺の紅葉
国見岳のブナ林/国見岳山頂
国見岳山頂より阿蘇、くじゅう
2018年11月4日(日)快晴 《小表山・鷹巣岳》レベルA 11名
(登山口―小表―岩峰歩き―分岐―鷹巣―車道―登山口)
11月に入り久住・大船の山上の紅葉は終わりこれから里山が見頃になる時期になった。低山ながら岩場があって面白い小表(711m)、鷹巣岳(720m)に登る。
さっさと歩けば2Hほどのルートをいかに時間をかけて楽しむか‥と云う事で小表山の東西にのびる岩峰の上を歩くことにする。慎重に皆で声を掛けあいながらあくまで慎重に切り落ちた崖の稜線を東から西の端まで行く。ここからの下りも又急峻でルートを確認しながら下り若干左にずれたが少し登り返して分岐に戻る事ができた。平均年齢60ウンサイにしては皆さん達者で崖の上で泣きだしたり座りこんだりする人は一人もいなかった。何時もこんな所には行くわけではないが緊張感たっぷりの山歩きも中々面白いものだ。
一難終えて又一難、鷲巣岳も中々手強い岩場がある、副会長が下から「ロープに頼らないで!」と声をかけると皆慣れたもので岩と木の根を掴み山頂へ這い登って行く。
天気良好眺望は素晴らしい。県南特有の広葉樹が多い山かと思っていたら以外にもモミジが多く岩と松とモミジのコントラストが美しい。少し早いが昼食にして下りは反対の北西側へ回る。岩場に付けられたロープが古くなっているとの情報があったので持参したトラロープで補強した。周回コースの場合5分程下った先(650mピーク)で直角に左に回り込まねばならない、安易に直進すれば何時まで経っても林道に出ることができなくて遭難もどきの目に合う。要注意だ。アップダウンを繰り返し30分程で林道におり駐車場に戻る。3H少しの山行だったがほど良い緊張感のある楽しい山だった。
写真
上:「山筋ゴーゴー体操をする人もいる。/序盤の緩やかな登山道は気持ちが良い。/小表山頂(眺望は良くない)/手に汗にじむ岩稜の尾根歩き
中:小表から見る鷹巣岳/切落ちた尾根上はスリル満点/鷹巣への登り(一番の難所)/鷹巣山頂
下:下りも厳しい/オマケの紅葉
2018年10月24日(水)晴 桑原山 レベルB‘ 参加者:11人
桑原トンネルを抜け黒内の部落を過ぎた先で「道路崩壊通行止め」の看板表示にでくわす。いきなり水を差された感じで困惑しつつ看板に書かれている管理事務所に電話する。「黒内登山口ならギリギリセーフで行けるかも?」と言われ気を取り直し進むと若干崩壊している箇所もあるが登山口まで乗り入れる事ができた。
当初の矢立コースは諦めて黒内コース往復で桑原山を目指す事にする。黒内コースは5~6年前地元有志の方によって開かれたルートでコースタイムは矢立峠経由とほとんど同じだ。桑原山は登る人が少ないのか踏み跡が薄く目印も消えかかっている所が多い。皆でルートファインディングしながら進みUさんが要所要所にテープを付けていく、基本的に尾根道ルートで急坂の連続のキビシイ登りが続く。
8合目まで来ると木々が薄くなり見通しもよくなりまもなく山頂に着く、山頂から大崩の岩峰が見えるかと期待したが大崩側の展望は良くない。
下りではUさんが付けたテープがとても役に立った。尾根から外れなければどこでも歩けるのだがやみくもに下るとブッシュやガレバ、倒木に突き当たり難儀をするはめになるからだ、慎重にテープを探しながら無事下山する事ができた。レベルはBの上、中々キビシイ山行でした。
写真
登山口(看板をみてニワカ勉強)/上人の岩屋
急登の連続/山頂は近いが急登は続く
山頂:昼食/山頂:記念写真
ロープ場もある/サザンカの野生種?
2018年10月20日(土)曇/晴 《指山~三俣》 参加者 7人
砂防ダム登山口―指山―三俣北峰―大鍋―雨ケ池―指山散策路―登山口
今回はミステリールートを歩いた。長者原はあっちの駐車場、こっちの駐車場も満杯状態になっている。砂防ダムの所まで車を上げるが此処もすでに満杯で隅に何とか一台分のスペースを確保する。2~3日前からくじゅう連山の紅葉情報が夕方テレビで放送されているせいもあるのか多くの登山者で賑わっているが本命ルートから外れて指山散策路に入ると静かなモノで誰もいない。15分で分岐を右折し指山を目指す。ジグザクの急登を45分で山頂台地に出ると私達のみ他に誰もいない。みなさん三俣や久住に行ったのだろう。
朝方雨が降ってくじゅうの山々の頂は今はガスに隠れているが天気は心配ないようだ。ヤブ漕ぎをしながら三俣方面へ下ると砂防ダムからの道と合流する。ここから三俣北峰を目指して直登が始まる。はじめユルユル・中ガンガン・終わりヒィヒィの1時間30分。厳しい所は四つん這いで、難所は慎重に、根っこや岩を掴み景色も楽しみながら高度を稼ぐと天気も急速に回復していった。予定通りのタイムで北峰に踊り出る。遠く近くの見事な紅葉に疲れも吹っ飛び感嘆の声をあげる。人の多さにはいささか閉口するも錦秋に染まる山頂の素晴らしさは絶景そのものだ。 稜線で弁当を広げる訳にもいかないので鞍部まで下りて昼食、大鍋の底を散策しながらの景色もまた圧巻だった。何時までもボーとしていたかったがそうもいかず名残は尽きないが下る事に。下山道は下部の方でブッシュ化して消えかかっていたが、春に偵察に来ているので迷うことなく登山道に合流する事ができた。
写真
上:指山の台地/ミヤマキリシマ/指山山頂/指山から三俣を撮る、天気は回復気味
中1:急登/難所/山頂はもうすぐ(後ろ指山)/①三俣北峰
中2:②三俣北峰/③三俣北峰/三俣大鍋/山頂部人多い
中3:①大鍋散策/時間のたつのを忘れる/小鍋の稜線/大船も絶景かな!
下:オマケ②オマケ①
2018年10月08日(日)晴天「大入島オルレ」17名 レベルA
ウンザリするほどの台風の後、やっと秋らしい晴天になり大入島オルレを楽しむ。
佐伯港9時発の船に乗るとアッと云う間に大入島上陸、本日オルレを歩くのは私達のみのようだ。車が来るかも?と右側に寄って歩いていたがたまに見るのは釣り客のみ、島民の姿はもとより車など全く走ってないので何時の間にかオジサンオバサンになって道一杯に広がって歩くようになる。食彩館~舟隠し~加茂神社までは海岸沿いの散歩道が続き神社から一つ目の山登りが始まる。オルレ道は山頂下をトラバースして白浜へと続いている。ここでやっぱりと云うかさすがと云うか健脚組6人が山頂めざしてひとっ走り、軟弱組は先の展望所で待つことにする(山頂は意外と遠かったようだ)
お昼ごろに出発地の食彩館に戻るようにコースは設定されていて私達もカンガルー広場の木の下で弁当にする。後半は島最高峰の遠見山ルートに向かう。前半の山登りも後半の遠見山も200mに満たない山だが勾配は結構きつくそれなりに山登りの雰囲気を味わいながら山頂に立つ。昔からそれなりの里道はあったのかもしれないが地元の人たちの努力によって立派なオルレ道が作られた事に感謝する。鶴見半島・元越山・尺間山・彦岳と佐伯湾独特の景色が360度見える。四国の山のように山また山の風景もいいが海から山を眺めるこの場所も中々捨てがたいモノがある。まさに絶景を満喫して石間港へ下る。
《写真》
上:今から乗船/船内風景/行儀よく右側通行/舟隠し(チョット面白い場所)
中:ビューポイントで一休み/景色も道路も貸切状態、誰もいない/加茂神社の鴨井にかかる龍の彫刻/空の展望所、下は白浜海岸
下:伊能忠敬はここにも来ている/遠見山①/遠見山②/誰が置いたかハート石
2018年9月23日(日)阿蘇中岳、高岳
(八ヶ岳遠征の訓練を兼ねて)参加者10人
天気も良く、火の山のイメージ通りの砂千里の景色や中岳への岩場の急登、山上からの火口の景色本当に雄大で感動させられました。
中岳山頂/高岳山頂
お昼ご飯/阿蘇火口
火山灰に咲くリンドウ
2018年 9月16日(日)曇り「冠ケ岳~俵山縦走(*バスハイク)
参加者18人
(地蔵峠~分岐~冠ケ岳~分岐~俵山~俵山峠)
定例山行として初めての試みでバスハイクをする、バス利用は下山口にとらわれないコース設定をする事ができるし全員同じ車で移動する楽しみが味わえるのが何よりだ。
南阿蘇外輪山の地蔵峠登山口からスタート、今日のリーダーはIさんが努める。中々の健脚ぶりだ。杉・ウツギ・アセビの林を抜けると所々草原になりマツムシソウやアキノキリンソウを見るようになり冠ケ岳に至る。大休止後分岐まで戻り俵山に向かう。
ここからの縦走路は、過去の記憶では草原の快適な尾根歩きだったようなイメージを持っていたが思いのほかアップダウンが厳しく手強かった。祖母・傾と違ってスズタケも健在でウツギが繁り縦走路が森林化しているように感じた。
護王峠から見る俵山は見上げるような高さだ、登り40分位か?‥とおおよその時間を想定し頑張る。急坂を登りきり予定タイムでススキの穂が風にゆれる山頂台地に出る。後は下りだけと云う安ど感もあって一同達成感にホッとする。
約1時間でお迎えのバスが待機している俵山峠に下山した。バスハイクは専属の運転手付きなので行き帰りの車の運転をしなくてよく気分的に随分楽な山行だった。
《写真》
上:登山口/冠ケ岳/マツムシソウ/マツムシソウ
中:縦走路で一休み/また一休み/ガレ場もある
下:最後の一登り/オジサン達も記念写真撮り/山頂からの阿蘇/俵山
2018年8月26日~8月28日 北アルプス遠征
中房温泉登山口~燕岳~大天井岳~常念岳~一の沢登山口
参加者 Y他友人
❤️写真準備中
8月26日(日)天気 晴れ
中房温泉登山口より登山開始。登山道は整備されていて歩きやすい。人気のコースであり、登る人や下山する人と多くの登山者で道は賑わう。第1ベンチから富士見ベンチまで良い間隔で休憩ポイントがあって急登だが思ったより早いペースで歩けた。合戦小屋では高山病予防の為1時間近く昼ごはんを兼ねて休憩する。人気のスイカもとてもおいしくいただく。合戦小屋からは少しずつ展望も開けて天気も良いので気持ちもテンションアップ。稜線まで登ると北アルプスが一望でき憧れの槍ヶ岳も穂先まで見えて感動した。
燕山荘で受付しその後燕岳までピストンする。燕岳頂上までは、いろんな花崗岩の奇石の中を通り、楽しく歩いた。小屋に戻ってケーキセットも食べ初日から至福の時間を過ごす事が出来た。(写真①燕岳)
8月27日(月)天気 晴れ
燕山荘を出発し今日の目的地 常念小屋を目指す。
常念山脈の気持ち良い稜線を歩く。平行移動に近い登山道も多く、槍ヶ岳や穂高連峰を見ながら歩く楽しい稜線歩き。喜作新道や大天井岳手前の急登は頑張って登る。大天荘に荷物をデポして大天井岳を目指す。常念山脈最高峰の大天井岳からの景色は本当に素晴らしかった。
途中東大天井岳のピークにも寄る。後半も気持ちよい稜線歩きを楽しむが、常念小屋が見えてからの下りは、ガレ場の歩きとなって疲れを感じた。常念小屋もたくさんの登山客で賑わっていた。(写真②大天井岳より槍ヶ岳方面を望む)
8月28日(火)天気 雨
常念小屋から常念岳を目指す。登山開始時はガスもかかって今にも降りそうな天気。途中から雨も降り出しレインウエアを着て登る。しかし風も強いので雲の流れも速くガスも抜けて展望も開ける事も多々あった。ごろごろした石の多い登山道を上って常念山脈主峰であり百名山の常念岳を制覇する。
下山は強い雨の中常念乗越から一の沢登山口に下る。途中お花もたくさん咲いていて雨でもお花を見ながら心折れる事なく下山でき3日間の楽しい縦走を締めくくる事が出来た。そして、無事に下山出来た事を感謝した。
(写真③ 常念岳山頂にて)
2018年 8月19日(日)曇り
《白岩山・向坂山:キレンゲショウマ》A 参加者:13人
キレンゲショウマと云えば四国の剣山が有名だが五ヶ瀬のスキー場あたりに群落があるらしい(ちなみに祖母の川上渓谷にもある)。大分からは少し遠いが白岩山登山と兼ねて例会山行に取入れる事となった。五ヶ瀬スキー場に9:30着、ごぼう畑の駐車場はすでに満車状態になっていたが皆さん適当に道の空地を見つけ止めていた。
何はともあれキレンゲショウマは何処? お花鑑賞に2度も彼の地を訪ねているMさんからの情報でだいたいの場所は把握済だが人が絶える事がなかったので迷うことなくお花畑に行くことができた。鹿害防止の金網の先にそのお花畑は有りまだツボミも多い、荒れた湿地を好む花で平開せずに散っていく様は詩情を感じさせるモノがある。
花鑑賞が終ると一旦駐車場まで戻り整備された登山道を白岩峠に向かう。峠から先はほぼ平坦な散歩道となり白岩山に着く、噂通り花の多い山だ。後からバスツアーの団体さんが来ているのでそそくさと記念写真を取り先に進むが下りの南斜面は中々に厳しい箇所もあり苦戦する。20分先の水吞ノ頭まで足をのばし昼食。昼食時ガスが上がってきたので長居はせず来た道を引返す、白岩峠から向坂山へ寄道をしてスキー場へ下り駐車場へ帰る。
下界は暑かったようだが山上は薄曇りで助かった、多くの花に出会えたが本日のメンバーにはFさん・Mさんの花博士がいないので皆適当な事(言った者勝ち)を云って楽しんでいた。
(写真)
上:①お花畑/②お花畑/①キレンゲショウマ /②キレンゲショウマ
中:白岩山/水吞ノ頭/鹿避ネットの内と外の植生の違い/向坂山へ最後の登り
下:向坂山/スキー場を下る
2018年8月11日(土)曇り 《山の日:小鹿山》A
参加者:17名
日本山岳会東九州支部、大分県山岳連盟、全九州アルパインガイド協会、大分県勤労者山岳連盟の四者で今年も山の日記念登山に取組んだ、行先は志高湖の小鹿山(727m)。
盆前の土曜日なので朝の出発式は志高湖キャンプ場は遠慮して、近くの東山小学校の運動場をお借りして9時より行う。おおよそ60人位の参加者を見込んでいたが100人以上の参加があり、初対面の人と交流を深めながら歩く事ができた。
出発地からの標高差は230m位だがそれなりにアップダウンがあり、最後の一登りは結構な急登だ。
山頂で記念写真、参加記念品の配布がありここで一連の行事は解散となる。チラシ作り・会場設定・ルートの事前調査等々今回も準備から当日まで他団体の役員に大変お世話になりました、感謝申し上げます。
われら大分労山は下山後に、本日のメインイベントの焼肉パーティーが待っている。山頂まではシンガリを務め参加者を励ましながらゆっくり登ったが、下山は焼肉会場目指して一目散、皆走るように下りていく姿は平均年齢60を超えている様にはとても見えなかった。AさんとTさんが炭をおこして何時でもスタンバイの状態で待っていてくれた事が有りがたい。
AさんTさんが焼肉担当、Yさんが野菜担当、他はワイワイ言いながら食べるだけだ。大汗をかいた後なのでノンアルコールでも十分その気になれて楽しい時間を過ごす事ができた。 謝々。
(写真)
上:各団体の旗/出発式/出発前の記念写真/労山旗を持ってシンガリを務める
中:叢も100人が歩けば道になる/最後の急登、旗手はK氏/山頂での記念写真/下りは競争の様(飛ぶが如く?)
下:①焼肉パーティー/②焼肉パーティー/③焼肉パーティー
*2018年夏の遠征 7/24~29 《会津駒ケ岳・燧ケ岳・至仏山》 14名
福島県側から入り桧枝岐村で一泊、初日会津駒はピストン、2日目桧枝岐から燧ケ岳を越して見晴新道を尾瀬ヶ原へ、3日目は尾瀬ヶ原を散策後至仏山に登り鳩待峠に下る。
結構厳しいコースだったが全員無事に歩く事ができた。最終日迷走台風12号と重なり飛行機にヤキモキしながらも予定通りの日程で帰ってくる事ができた。下記が山行報告です。
7月26日 会津駒ヶ岳(2,133m)
先ず「民宿しみず」に感謝の御礼を申し上げます。支配人より我々一行14名を林道終点の滝沢登山口まで送迎して頂く、通常林道を徒歩すれば往復50分程の時間を要するが支配人の心遣いで大変助かった。
「民宿しみず」は3人で(支配人夫婦とおばあさん)食事等を切り盛りしており建物も新しく、タタミも新品で心地よかった。食事に関しては 支配人が野山で採った新鮮な山菜や川魚等の手料理が数多く食卓に並べられた。また ビールや地酒のサービスもあり大いに満足した。
さて 会津駒ヶ岳の感想を記述します。
登山口より木製の階段を上がるとすぐに急登となる。樹林帯、ブナやカラマツの大木を見ながら約2時間で水場に着いた。登山道を少し下ったところ(約2分)に谷間から滴り落ちていた。水を補給した。
水場からは屋根筋の厳しい急登。展望もなくひたすら登った。やがて山全体湿原地帯となり木道が敷かれていた。高原植物もチラホラ見受けられる。
水場から約2時間で駒の小屋に着いた。緩やかな木道を15分位歩くと会津駒ヶ岳の山頂に着いた。大きな標柱があった。展望はいまひとつだったが十分に達成感を味わった。 (k.k)
写真
(上)一日目の夕食風景。/サンショウウオの天ぷら(手足が見える)。/滝沢登山口。/木道になると展望が開け、山頂は近い。
(下)「駒の小屋」の周りはお花畑。/Iさん一番乗り(訓練の成果有り)。/会津駒山頂(眺望はない)。
7月27日、燧岳は2000m級の山ではあるが、ミズバショウやニッコウキスゲなどの花で人気のある尾瀬に付随した山であるとの印象でしか無かった。
尾瀬御池登山口より入山、樹林帯をぬけ燧岳の全容が姿を現した時、その重厚な威厳に満ちた姿に心がグッと引き込まれた様でした。
我慢の急登を凌ぎ湿原の広がる熊沢田代に出ると展望もきいて、遠く越後の山々などが美しく輝いていました。
岩をよじ登り、三角点のある俎嵓をのり越えて最高峰の紫安嵓に立つと眼下には尾瀬の湿原が広がり、これまでいだいていた印象とは逆で燧岳が尾瀬ヶ原を従えているのだと実感しました。
標柱にもたれかけピースサインしながら、私は今尾瀬の雄に寄り添っているのだとしみじみと幸福感にひたりました
(写真)
上:恒例の出発式。/岩だらけの急登が続く。/心が洗われる熊沢田代、燧ケ岳が大きく見える。/熊沢田代を後にしてさらに木道を登る。
下:尾瀬沼が眼下に‥/燧ケ岳の俎嵓(三角点はここに有る)。/燧ケ岳の柴安嵓(燧の最高点)。/尾瀬ヶ原と至仏山。
7月28日、今回の山行最後の3座目、至仏山2,228M(11名)
・AM6:50尾瀬小屋を出発、あいにくの小雨の中、雨具を着て木道を山の鼻に向う。楽しみにしていたニッコウキスゲは今年開花が早く見れなかったが、しっとりとした絵画のような景色の中に池塘、白樺の木等で尾瀬ヶ原を充分堪能することができた。また、歩荷さんに会えたのもうれしかった。8:30山ノ鼻に到着。
・8:40、標高差800mの至仏山目指し小雨の中、登山開始、登り始めの前半は樹林帯と急勾配できつかったが、森林限界を過ぎた後半は雨もやみ、階段のおかげもあって歩きやすい。登山道の両側にはギボシやツリガネニンジン等の花が咲き、尾瀬ヶ原の展望もよい。
・2度の偽山頂にがっかりしながら、12:30山頂、山頂はガスが掛かり視界はよくなかったが、写真を撮り、昼食。
・下山の至仏山→小至仏山間は蛇紋岩の岩石ゾーンで、岩石が雨に濡れ滑りやすく気の抜けない歩行であった。
・岩石ゾーンを抜けると、14:20草原のオヤマ沢田代に到着、最後の山場を越えた安堵感と、心地よい風が吹き、野花菖蒲の群落、眼下に尾瀬ヶ原が見え、最高のシチュエーションの中、山行の達成感、満足感、を感じることができた。
・15:40全員無事、鳩待峠に到着。宿での温泉、ビールは格別。
(写真)
上:①尾瀬ヶ原/②尾瀬ヶ原/①歩荷さん/②休憩中の歩荷さん
下:至仏山への厳しい登り。/至仏山山頂(花の多い印象あり)
/至仏山からの下り(滑りやすい蛇紋岩に気が抜けない)
2018 7/16(月)(晴)「三俣山麓周回」(晴) 15名
(8:40)長者原―(10:50)スガモリ越えー(11:30)法華院山荘―坊ケツルー(13:00)雨ケ池―(14:00)長者原
早々と梅雨明けした夏空のした尾瀬遠征の訓練を兼ねてくじゅう山麓を歩く。
みんな百も承知のルートだが夏の山登りは暑い、30分置きに休憩を取ながら三俣の裾をグル~と回る感じで運が良ければ雨ケ池での野花菖蒲に会えるかも?と期待しながら出発する。
林道からガレバの急坂を登り詰めるとスガモリ越えにでる。避難小屋が改修されているのに驚く。以前は冬になると風が吹き抜けて雪の吹き溜まりとなり避難小屋の要を全く果たしてなかった。「誰がこんな無神経な設計をしたんか!」といつも思っていたが今回北側に塀が造られたので防風になり坂を上がってきた人が寒さを避けて此処で一息つく事ができるだろう。謝々。
北千里浜をのんびり歩き法華院に下る。山荘周辺は人が多い、軒下を借りて昼食、そのあと観音堂の横にある宮城県連と福岡県連合同で建てた震災鎮魂碑にお参りをする。
坊ケツルから雨ケ池まで一登り、さてノハナ菖蒲はいかに、若干期待していたのだがあっちに一つ、向こうに一つと云う程度の花模様で全くの期待外れ、案内板の写真にある様な花は今年も見る事ができなかった。 ノハナ菖蒲が駄目ならあとは登山口に朝キープしたスイカだけを楽しみにして14時ごろ長者原に無事下山する。昨年まではスイカを担いで上がり途中で切っていたのだが今年は手抜きで許してもらった(お百姓さんも大変だと思う普通の大きさで8kgもあるんだから)。それに比べIさん(女性)のザックの中には歩荷の訓練と他の人に分けてあげる分とで4Lの水が入っていた、好評のうちに水も配給されたようで、何時もはこんな事はしないそうだが頼りになります。
写真
(上)恒例の準備体操/緑濃くなった笹原の中を行く/本日の一番キツイ所/改修された避難小屋、北側に塀ができている
(中)北千里ケ浜/モンキーロック(ゴリラ岩)/大船とゴリラ岩と‥‥‥/ヒヨドリハナに遊ぶアサギマダラ
(下)涼しい軒下で昼食/鎮魂碑(法華院山荘・弘蔵さんの好意により場所提供)/記念写真/雨ケ池(アザミは多いが野花菖蒲は無い)
2018年6月24日(日)晴
(8:30)ガンジー牧場駐車場―(9:00)くたみ分れー(11:30)鳴子山―稲星分岐―(13:00)白口岳―(14:00)鉾立峠―(16:00)駐車場
グッドタイミングで梅雨の晴れ間の山行になった。くたみ分れから鳴子新道と呼ばれる尾根に取付く。ルートはほぼ真っすぐで延々と急登が続く。昨日までの雨で地面が湿っているので滑る事滑る事、2時間半のコースなのに予想以上に難儀しながら展望の利く尾根にでてホッとする。危険な所はないのだが足元がヅルヅル滑るので皆疲れ果ててしまった。ドウダンツツジの多い山なので秋はキレイな紅葉が見られる事だろう。鳴子山から少し稲星寄りにお目当てのオオヤマレンゲが咲いているが昔より花が少なくなったような気がする。
稲星越えに出て白口岳山頂、急坂を下る事1Hで鉾立て峠にでる。下山中に救助ヘリが飛んできて鳴子山の上空でしばらくホバリングしていた。人を救助した様ではないし新聞テレビで何も云ってないので事故ではなかったのだろうか?
くたみ分れ辺りの登山道の荒れ様は尋常ではない。小さかった谷が深くえぐれ渓谷の様になっている場所もあり一部登山道の付け替えられている所もある。自然現象の前にはいかんともしがたいモノを感じる。
(写真)
上:準備体操/牧野の中を行く、正面鳴子山/急登を黙々と登る/尾根に出るとホットする
中:ヤセ尾根を頑張る/もう少しで山頂/①鳴子山頂/②鳴子山頂
中:森の貴婦人オオヤマレンゲ/ドウダンツツジ/太陽にかかる「暈(かさ)」(吉兆か?)斜線は飛行機雲/白口岳、向こうみえるは大船白口
下:山頂下の岩場/深くえぐられた谷
2018年6月16日 長野山(山口県) 参加16名
6時30分集合で高速に乗り、関門海峡を渡り山口の鹿野ICで降り、長野山登山口の五万堂渓谷より登り始める。
赤滝分岐を過ぎるといよいよ約2,500段の丸太の階段、結構足に来る。やっと馬糞ヶ岳の分岐に到着、出迎えてくれるように二輪のササユリ。尾根伝いにしばらく行くと山頂近くの東屋に到着、この辺りササからユリが多くみられるようになる。取り合えず山頂へ。お弁当の後はササユリ散策、十分に堪能できたと思う。
2018年6月9日(土)曇/晴《稲星山 1774m》(B・6H)13人
(8:30)赤川登山口―南登山道合流―草付―(11:30)神明水―(12:00)稲星山頂―東千里原―神名水―(15:10)登山口
南登山道は上に水場も有るし面白いコースなのだが山に取付くまでのアプローチが長いので登山者に敬遠されている。赤川登山口から南登山道へ通じる道は長い間落石等で荒れ放題だったが昨年整備されて林道をそのまま分岐まで行くことができる(一般車両はダメ)。
ゲート横を抜け25分程道なりに進むと猪鹿狼寺跡下の分岐に着く、七曲りと云われるジグザク道を40分登ると眺望の利く草付にでる。あたりのミヤマはすでに終了しているがくじゅう南面と阿蘇の景色を眺めながら一息つける。
ここからの道は少し荒れている1時間少々で東千里浜の端にあたる神明水に到着、風が吹き抜けてとても気持ちが良い。まわり一面ミヤマキリシマだらけだ。左へ行けば久住山だが今日は右の稲星山へ向かう。おだやかな稜線を登り山頂に着く。天気が回復して眺望も良くなり見事なお花畑が広がっている。山頂をはずれ知る人ぞ知る穴場で昼食タイム、テーブルサンゴの様なミヤマキリシマの群落に満足したのちは第2の穴場中岳の東斜面を眺めながらゆるゆると下る。
今年は花足が早いと云われていたが1700mの山頂部は風が吹き抜けるせいか例年とあまり変わりなく今が満開になっている。ミヤマキリシマの群落を心行くまで堪能する山行だった。
【清掃登山】
本日は清掃登山も兼ねているのでその報告をします。
南登山道コースが比較的人気のないコースで人が少ないと云う事もあるのかゴミはほとんどなかった、空缶1個・Tシャツ1枚が大モノで後は紙屑等の小物ばかり。
・容量:10L
・重量:2K
お疲れ様でした。
(写真)
1段目:整備された林道/七曲りの新緑/中間点の草付で一休み/紅ドウダン
2段目:神明水の手前、花が多くなる。/東千里浜分岐/稲星山斜面、中岳もピンクに染まる/稲星山
3段目:お花畑の中で昼食/①ミヤマキリシマ/②ミヤマキリシマ/稲星からの下り
4段目:中岳東斜面/①清掃登山の成果/②清掃登山の成果
2018年 5月12日~5月14日 屋久島遠征(宮之浦岳) 4人
5月12日 福岡空港から屋久島に飛行機で移動。
屋久島初日 屋久島自然観光館に行ってきました。ここで屋久杉の歴史について少しだけどわかりました。4人での初記念撮影。
5月13日
あいにくの雨、屋久島では仕方ない、雨の屋久島も幻想的で良いと聞いていたので雨の屋久島を思いっきり堪能しましょう。
宮之浦地区の民宿を4時に出て弁当屋に寄り(屋久島の弁当屋は登山客用に早朝から開いています。) 、移動はレンタカーでした。
Oさんは、足の調子が悪く残念ながら登山は中止し、3名が登山中は屋久島観光をしました。
5時45分、淀川登山口を出発。6時半頃、淀川小屋に到着。2食分の弁当のうち朝分を小屋で食べました。淀川の水は昔から飲み水に使われていたそうで雨が降っても透き通ってきれい。
花之江河に8時半前到着、雨、ガスで視界も悪く展望はありません。途中いろんな名所があったのでしょうが、ガスのため何も見えず残念。
11時過ぎ、やっとこ宮之浦岳登頂。やはり雨ガスの影響で何も見えません。
下山中、栗生岳で昼食、5分ぐらいで食べました。途中黒味岳に寄りました。Mさんは下山の体力温存のため黒味岳に登らず、SさんとYが黒味岳に登りました。強風のため岩の上に立ち上がる事が出来ず。
アップダウンの多い宮之浦岳は下山が長かった。無事に淀川登山口に18時頃下山しました。無事に下山出来た事 感謝です。(*^-^*)
お迎えに来てくれていたOさん ありがとうございました。
5月14日 最終日
ラムサール条約登録の永田浜に行ってみました。ウミガメの産卵地です。遠くに見えるのが、多分口永良部島。そして無事4名大分に戻りました
(写真)
屋久島空港/屋久島自然館、4人で初記念撮影
淀川登山口/花之江河を経て
宮之浦岳山頂/淀川登山口に無事下山
宿にて4人で/永田浜で遊ぶ
2018年5月26日(土)雨/晴 《涌蓋山1500m》(5H) 18名
一目山―みそこぶし山―涌蓋山―ヒゼン湯
小雨の中一目山に向かって出発、一目山は独立峰のような感じなので強烈な横風を受けながら登る様になった。山の陰に入るとウソのように落着いて雨は少し残っているが穏やかな山歩きとなる。
ミヤマキリシマ・ドウダンツツジを愛でながら緩やかなアップダウンの道が続く。みそこぶし山も単独峰の感じだが風は無く天気も回復気味である。緩いスロープ道、笹の草原、満開のミヤマキリシマ、景色を堪能しながらゆっくり歩く。
涌蓋越えから女岳までの40分を少し頑張ると山頂の男岳(涌蓋山)はもう目の前だ。12:05山頂着、雨も上がりくじゅう連山を眺めながら昼食、平冶岳・三俣の斜面がピンクになっている。今年は花付が良いのでもう少しピンク色が濃くなるはずだ、6月の前半まで楽しめると思う。
【その後編】
下山途中で鹿児島から来たと云う大グループ(霧島歩こう会)とすれ違った。翌日(5/27)所用で久住山にのぼったら彼らとバッタリ出会ってしまった。牧ノ戸から登って赤川に下り今日は鹿児島に帰るとの事。「昨日は25人だけど今日は23人です」と言ってたので2人は体調不良で下で待っているのだろう。
大分まで来なくても霧島にもミヤマはあるでしょう?と言ったら「今は登山規制で登れないんです、大分の人達がうらやましい‥」といわれる。あたり前にあるこの自然を大事にしたいものだ。
(写真)
上:一座目の一目山/軟弱組は下をトラバース/一目山(風が強い)/周りは花だらけ
中:ドウダンツツジ/緩いアップダウンの散策路が続く/前にみえるはミソコブシ/ミソコブシ山頂
下:草原の中の小道を涌蓋へ向かって下る/最後の登り、ここは大したことはない①山頂/②山頂
2018年5月19日(土)曇り 《経読岳992m》7H 16名
(9:00)相ノ原―(10:30)笈ツル峠―(12:50)経読岳―(15:00)古峠―(16:00)小屋ノ原
中津側の相ノ原から登り山頂経由して小屋ノ原へ下りる周回コースを歩く。コースタイムは6時間を予定していたが下山時の古峠までに鎖場が6ケ所もあり結構大変だった。後半の下山路は急坂はあっても基本的に下りるだけと思っていたが倒木を潜ったり跨いだり、ヤセ尾根を攀じったり下ったり、特に第3の鎖場は難所で時間がかかってしまった。
終日ガスの中で眺望は利かなかったが最終の岩場展望所(午後3時頃)でガスが上がり少し景色を楽しむ事ができた。笈ヅル峠のシャクナゲはほんの少しの花を残して皆終了していた。
【番外報告】
今回天気が芳しくないなか多少無理をして山行を決行したのは訳がある。Iさんにとって経読岳が大分百山達成になるからだ。山頂が近づくとIさんが先頭にたち
(12:50)標識にタッチ、同行者に拍手と歓声で祝福されていた。
(写真)
崩壊地数カ所あり/林道終点、ここから登山道に入る
笈ヅル峠/尾根道はアップダウンが続く
シャクナゲの名残/経読林道(中間点)
Iさん大分百山達成おめでとうございます。経読山頂
ドウダンツツジ/展望所、ガス晴れる
2018年5/6~8 《四国:西赤石・平家平》 16名
5/6曇り(2.30H)別子山日浦―銅山越えー銅山峰ヒュッテ(泊)
ゴールデンウィークも終盤、天気模様を気にしつつ別子山に向かう。
日浦登山口から登山開始、登山道は別子銅山の遺跡巡りのような感じで高度を上げていく。小学校跡・劇場跡・商店街もあったようで一大都市を形成していたのだろう、今は木々に覆われているが石垣で往時の風景を想像する事ができる。
要所要所の案内板でニワカ勉強をしながら2時間半で銅山越にでる。ここから30分下ると今夜の宿である銅山峰ヒュッテに着く。
おばあちゃんが一人で経営しているので待遇はそれなりだが西赤石~東赤石と縦走する人にとっては有りがたい拠点となっている。夕食時は婦人部総出で配膳、後片付けを手伝った。
(写真)
(上)道は良く整備されている。/レンガ造り建物跡(接待館)で勉強会。/お城のような石垣も残っている。/ダイヤモンド水
(下)何度も橋を渡る。/歓喜抗跡/銅山越/夕食風景
5/7雨(5.30H)銅山峰ヒュッテー銅山越―西赤石山―銅山越―日浦登山口
夜半はかなりの雨音で心配したが夜明けとともに小降りになっていた。皆で相談の結果縦走は諦め本日は西赤石までで引き返す事にする。銅山越まで登り返し尾根歩きで西赤石を目指す。足元にはツガザクラ、顔を上げれば花満開のミツバから始まりアケボノツツジが山肌を染めている。
ミヤマキリシマで久住に勝る所は見たことがないが西赤石のアケボノは祖母・傾より素晴らしいかもしれない。
雨は上がったかと思えばまた降りだす生憎の天気だ。穏やかな尾根歩きのなかにも時々岩場が現れるので気を抜く事は出来ない。
昼食時は幸いにも雨が止んでいたのでゆっくりする事ができた。昨日は多くの登山者とすれ違ったが、今日は誰にも会うことなく日浦登山口に無事到着する。
(写真)
(上)出発、小屋前で記念写真。/Mさんの雄姿(雨具の下を忘れたらしい)ミツバツツジが満開/足元にはツガザクラ
(中)①アケボノツツジ/②アケボノツツジ/③アケボノツツジが斜面を染めている/縦走路、奥に西赤石が見える
(下)西赤石山頂
5/8曇り/雨(6H)中七番―三ツ森峠―鉄塔分岐―平家平―鉄塔分岐―中七番
朝方はくもり空、山上はガスで展望は利かないだろうが予定どうり平家平に向け出発する。中七番から三ツ森峠までは林道歩きとなる。頭上のシャクナゲを探しながらゆるゆると登る。このまま天気が回復するのかと期待もしたが峠に着くころ雨が落ちだした。
ここからの尾根道は本格的な山道となる。「尾根歩きは四国特有の笹山で天気が良れば素晴らしい展望‥」とガイドブックに書かれているが残念だ。登山口から3.30H平家平山頂に着く。
遠くまでは見えないが名前の通り平らな台地になっている。山頂部は風があるので少し下った所で昼食にする。あまりお勧めはできないが雨の中立ったままの食事は中々経験できるモノではない。10分程で切上げ下山にかかる。鉄塔分岐から中七番への下りは急下降で木の根も多く緊張が続く。
何人か転んだ人もいたが大事なく無事下山する事ができた。1日目は多くの人とすれ違ったのに2日目、3日目はさすがに誰とも会う事は無かった。
晴男Aさん・晴女Fさんの神通力も海を越えた四国では通用しなかった。
(写真)
ゆるゆると林道歩きが1.30H続く/シャクナゲ林/平家平山頂/笹はらの尾根歩き
2018年4月28日(土)快晴 《古祖母山》(B) 16人
今年は花の移ろいが全て早いように感じる。アケボノツツジも早く行かないと終ってしまうのではないかと内心焦りながらの山行だ。
尾平トンネルを抜け宮崎側の日向登山口から登る、縦走路の尾根(1175m)まで35分、新緑の中にミツバツツジが彩を添えている。もう少し頑張って1200m辺りまで来るとアケボノツツジが目につくようになる。枯れ木の中に花をつけ、風にヒラヒラゆれる様は何ともいえない可愛さだ。
上に行けばもっと花があるのは分かっているが写真を撮らずにはおられない。コシキ岩(1230m)展望所(1426m)と花を楽しみながら高度を稼ぎ、ハシゴが出てくると山頂は近い。
登山口から2.30H古祖母山頂に着く。山頂部のアケボノツツジは蕾も多かったので1週間先も十分楽しめるだろう。
ウソつき、セクハラ、パワハラが蔓延る世間から離れ、心洗われるひと時はアッと云うまに過ぎて‥‥‥、帰りの車内は医療・介護・年金の話しで現実に戻る。
(写真)
駐車場はいっぱい/爽やかな新緑の中を登る
ミツバツツジ越に祖母が見える/コシキ岩(1230m)で眺望を楽しむ
花のトンネル/だんだん急登になってくる
①アケボノツツジ/②アケボノツツジ
③アケボノツツジ/④アケボノツツジ
手前は天狗岩、奥は祖母山/ハシゴを越えればあと一登り
①山頂/②山頂
シャクナゲもありました
2018年4月15(日)曇り 《花牟礼山》 レベルA 20人
前日来の雨天が気になりつつもコース的には難所もないので予定通り登山口に向かう。広域農道から林道に入り800m地点まで車を上げる。今回の参加者は20人、10人を超すと時々行方不明者が出るのでまずは点呼をして確認(皆自分は大丈夫だと思っている)。
林道終点(950m)までゆるゆるとした登りが続きその後は本格的な登りとなる。40分で尾根に出てやがて花牟礼山頂に着く。今回謀らずも列の後ろについたのだが前方を行く人達は朝露に濡れた草付の中を歩きビッショビショになったようだ、露払いありがとうございました。
花牟礼は花が多いと記憶していたが見たのは黄スミレのみ、オキナ草は消えてしまったのか‥。天気が良ければナガミズ山まで行く予定だったが芳しくないので次回の楽しみとする。
中間地点(林道終点:950m)まで下り昼食、その後山菜採りに変更して右に左にブラブラ、キョロキョロしながら駐車場へと下る。山行としては少し物足りなかったかもしれない。
(写真)
ここから登山開始/林道はブッシュ化しつつある
杉林の中、急登が続く/尾根に出るとガスに包まれる
山頂/下り、足元に注意
中間点まで下り昼食/本日の収穫の一部(タラの芽とワラビ)
2018年4月7日(土) 曇り (国東)行入富士 17名
国東の町から両子寺方面へ向かい横手の谷へ入って行くと行入ダムに出会う。ダムの左側に万の岩、右側に千の岩その奥に行入富士(405m)がある。千の岩は岩峰がむき出しでちょっと面白い景色だ。
初めは軽く足慣らしで万の岩に登る(往復30分)、本日は天気は良くなるとの予報なのだが、雨が降りだしたためそそくさと下山し対岸の千の岩登山口へ移動する。杉林から雑木林にかわり30分で千の岩に着く。行入部落やダムが下に見え眺めは良好。分岐まで戻り行入富士に向かう。左周りに尾根をたどり高度を上げていく。
途中の鞍部で昼食タイム、此処でロープワークの練習もする予定だったが風が強くてゆっくりする気分になれず早々に切り上げる。猛烈な横殴りの風に痩せたMさんなどは木に隠れ風をしのぎつつ歩いていた。
山頂は「地理院地図」では名前が付いてないが地元では「行入富士」と呼ばれているようだ。一応三角点が付いている。下山ルートには一部急下降する箇所がありロープを出して安全確保をする。
尾根筋ではあれほど強かった風もダムまで下りてくるとすっかり治まり、嬉しい「ぜんざい」が待っていた。1人当たり3個のお餅も入っている、千の岩から分れこれの為に先に下山した三人のご婦人に 謝々。
《写真》
千の岩と行入富士/「万の岩トンネル」の上が万の岩
万の岩/「千の岩トンネル」の上が千の岩
炭焼きガマ(時の流れを感じる)/集合写真(千の岩)
尾根を外さないように‥/行入富士山頂
いよいよ下り/下山途中の岩場からダムを望む
①楽しい「ぜんざい会」/②遠慮しながら何杯目?
③若い娘?もおかわりに並ぶ
2018年3月24日(土)快晴 《鷹巣山》B 17名
(7:30)駐車場―(9:20)一ノ岳―(10:15)二ノ岳―(13:00)三ノ岳―(14:00)駐車場
鷹巣山は英彦山系の東に位置し一峰・二峰・三峰からなるビューとの山である。高住神社から出発、車道を歩き薬師林道に入る、薬師林道は長い間荒れ放題になっていたがここに来て補修工事がされているようだ。
山道に入るとすぐ急登が始まる、体の準備も心構えも出来ないうちにいきなり岩場・ロープが現れる。フウフウ言いながら一ノ岳山頂を踏むが下りがまた登り以上に大変だ。
ヤセ尾根を渡り岩を攀じって直登ルートで二ノ岳に着く、二ノ岳は一ノ岳より登りも下りも厳しかった。
さてさて三ノ岳はいかにと覚悟して取付き点まで来ると予想通り目もくらむ岩峰が壁となって立ちはだかってる。ここからはザックを置いて空身で山頂を目指すがロープを出すか迷っている間に何のカンの言いながら皆岩壁に挑戦してよじ登って行く。
ご褒美は山頂からの絶景だ、達成感と満足感でしばしその景色を楽しむ。
帰りは巻道を通り1時間で登山口に戻る。スリル満点の山行だった。
《写真》
恒例の準備体操/車道から一ノ岳を仰ぎ見る
いきなりの急登/②またまた急登
ヤセ尾根を行く、若い人はバランスが良い/二ノ岳への登り、こんな所ばかり
振返って英彦山北方、白いモノは残雪/二ノ岳を越して一休み
三ノ岳山頂/三ノ岳岸壁
岸壁を下る/帰りは安全なトラバース道をとる
2018年3月18日(日)晴れ 「由布岳・池代周回」10名
(8:30)正面登山口―合野越―マタエー(10:50)西峰―(昼食)大崩分岐―池代―マタエ下分岐―(14:30)登山口
由布山麓は野焼き後で黒い地肌に覆われている。この後もう少ししたら焼け跡から黄スミレ、サクラソウと楽しめるようになる。今日のリーダーは毎月2、3回は由布岳に登っていると云うTさんにお願いする。
丁度韓国人20数名のグループがバスで到着し、彼らと前後しながら登る事になった。韓国人グループは途中から二つに分かれ私達10人が間に挟まれる形になる、せっかくなのでお話がしたかったが韓国語は「アンニョンハセヨ」の挨拶しか知らないのが残念だ。すれ違う人がみたら一緒のグループに見えただろうからえらい大人数と思われたに違いない。
急ごしらえの日韓混成グループはしばらく続きマタエで東と西に分かれる。
西峰への道は岩と鎖の連続になるが皆躊躇することなく登って行く。風が強いので西峰山頂を越し大崩分岐の草付で昼食。ここからミステリールートの始まり、日陰の残雪に気をつけヤブ漕ぎをしながら池代を目指して急下降する。
「何たる事や!」誰が付けたか真新しい赤やピンクのテープが10mおきについている。地形を読みルート探索をするガイドの腕の見せ場がなくなってさっぱりである。三つ目の谷の崩壊が最近進んでいて危険なので持参したトラロープで補強しておく。
涸谷を渡り、道無き林を横切り、草原を突っ切るとやがて正面登山道に合流する。さすが由布山この時間でも登って来る人がいる。
(写真)
出発前の準備体操/由布の街並み風景
7合目あたりで休憩/①鎖場
②鎖場/西峰山頂
お鉢巡りルートに入る/赤やピンクの真新しいテープが‥‥‥
林の中(道はない)/草原を横切る
野焼き後の草原と由布岳/地図:本日のルート(村上提供)
2018年3月10日(土)快晴 《鹿鳴越縦走》 16名 (レベルB:5.40H)
大分=(8:40)山田湧水―(東鹿鳴越道)―百合の山―古城山―(11:40)板川山―七つ石山―(13:00)経塚山―(西鹿鳴越道)―(14:20)山田湧水
朝方大分から見ると由布・鶴見、そして久住が雪に覆われている。本日の行先を日出から久住方面へ変えたい気分だが、皆アイゼンを持参してないのでそれは叶わず予定通り日出に向かう。地元有志の方のおかげで登山道は良く整備されている、要所要所に案内がありビューポイントも用意されて歩きやすい。古城山分岐の所で道が直角に曲がっているので此処だけ注意すれば後は難しい所はない。
600m前後の里山だがそれなりにアップダウンがあり5~6Hの面白い縦走コースだ。最終ピークの経塚山は360度のパノラマ眺望が楽しめる、山頂部は草刈がされて公園化されている。
ミヤマキリシマも多くの花芽を付けていたので花見が期待できそうだ。「鹿鳴越守る会」の皆様に感謝です。
写真
出発前のミーティング/西鹿鳴越登山口から東鹿鳴越登山口へ移動
鶴見から由布まで一望、扇山も/東鹿鳴越登山口
樹上に大きな蜂の巣あり(駕籠立場の所)/第1ピーク(百合野山)
第2ピーク(古城山)全く眺望なし/第3ピーク(板川山)
眼下の別府市/第4ピーク(七つ石山)日出町最高峰
七つ石山で集合写真/最後の一登り
第5ピーク(経塚山)/山座道程に話が盛り上がる
2018年2月24日(土)仰烏帽子山 M1人
熊本五木村の仰烏帽子山に行って来ました、写真一枚ですがお花の報告をします。
(雪の中から春一番)
2018年2月18日(日)晴天 《泉水山縦走》 16名
(9:00)牧ノ戸―黒岩山―(11:20)上泉水山―下泉水山―(13:15)長者原
「晴女のF」さんが参加する山行は必ず晴れると云うジンクスがあったのだが、昨年の後半から時々雨になる事がある、お年の影響で神通力に翳りが出てきたのかも?今回は晴男を自任するするAさんの参加もあって「晴男・晴女」がそろったおかげで見事な好天となった。
登山口を9時に出発、幸か不幸か登山者は皆久住方面へ向かい黒岩山への踏み跡は全くついてない、新雪と云うわけでは無いが心新たな気分で何となく嬉しくなる。
泉水側から眺める九重連山の雪景色は素晴らしい。PM2.5も少ないようで阿蘇はもちろん遠く雲仙岳まで見る事ができた。
縦走ルートに入ると雪は膝まである、リーダーを時々交替しながら黒岩山から上泉水へとゆるゆる下って行く。若い人が前にたつと足が速くてどんどん行ってしまうので「時々後ろも見て‥」とオジサンの泣きが入る。先導のラッセルと適格なナビゲーションが有りがたい。
上泉水で昼食。下泉水山は馬酔木の森の中の大岩だ。一応岩上に這い登り眺望を楽しんだ。途中で逆方向から縦走してくる県山岳連盟のグループとすれ違う、元気がすこぶる良い連中だ。
アイゼンを何時着けるか悩みながら結局そのままで長者原についてしまった。
《写真》(提供:加藤・三浦)
上泉水分岐(急坂を登りホッとしている)/黒岩山①、背景は三俣山
黒岩山②/縦走路の岩峰
上泉水①(昼食)/上泉水②
林を抜け草付を下る/泉水側から見る「くじゅう連山」
雪が膝まである。/下泉水から牧野に出た。
2018年 1月27日(日) 曇/晴 《星生山縦走》 18名
9:15牧ノ戸登山口に着く、駐車場はほぼ満杯状態になっていて大方が県外車だ。避難小屋横のトイレ維持費を県外(特に福岡の人)の方にもお願いしたいと云う声が出るのもまんざら冗談ではないナアと苦笑しながら準備に取り掛かる。
すでに雪が10cm以上あるので出発からアイゼンを着ける。ガラ場道の凸凹が雪で埋まり無雪期よりも歩きやすい感じだ。ガスも徐々に上がり扇ケ鼻分岐辺りでは陽も差すようになる。
ほとんどの人が久住方面に向かうなか分水嶺道に入り星生山の西端に取付く。尾根に上がるまでの急登は中々きびしいが誰かがハシゴを付けてくれているのは有りがたい。
出発から2.30Hで山頂着、西千里を歩く人達を眺めながら昼食タイム。空は青空になり皆気力体力十分の様なので予定通り星生崎へ向かって縦走する事に。山頂下の岩場は少し緊張するもあとは難しい所は無く快適な尾根歩きとなる。
縦走1Hで星生崎に着く、ルートが雪で消えているがここを下りないと遠回りになる‥‥先頭がチラッと後ろを振り返ると意を決してそのまま真っ逆さまに雪斜面へ突っ込む。女性陣も「ヒエー、ここ行くの!」とか叫びながら続く。地形を読み、雪をかき分け星生崎真下の登山ルートに合流、一同ホットする。
雪焼けで真っ黒になった顔から自然に笑顔がこぼれる。膝下まである雪中山行(部分的には腰までの雪あり)で楽しい一日だった。
『写真』
アイゼンを着け完全装備で出発。/沓掛山を越えた所、周りは霧氷だらけ。
登山道は雪に埋まり歩きやすい。/扇ケ鼻分岐、これから星生山の西端に取付く。
40mの急登を這い登って尾根に出た、青空の中に星生山。/縦走路から下の西千里を見る、前方の黒い山は久住山。
一息入れる、山頂まではあと30分。/縦走路、まだ登りは続く。
あと少し、山頂まで100m。/山頂(1762m)
山頂下の難所、無雪期でも気を使う所。/快適な縦走路、前方に天狗と中岳。
星生崎から急斜面を強引に下る。/西千里ケ浜、達成感が笑顔に出ている。
私たち「花の〇〇トリオ」です。
2018年1月20、21日 薩摩半島九州百山五山(野間岳・金峰山・冠岳・柴尾山・矢筈岳) 参加者5名
20日早朝、大分を出発。鹿児島薩摩半島の西南端の野間岳に昼前に着き、野間神社より1時間で往復。金峰山は山頂付近を散策、国民宿舎吹上浜荘に宿泊。
21日は西登山口より冠岳に登り下山後、徐福像を見て紫尾山に。この山は山頂迄車で登れるが、千メール以上あり、頂上からの景色は素晴らしかった。
最後に県境に有る矢筈岳に。矢筈峠より林道歩きで登山道に取り付き、山頂へ。残りのパンやおにぎりを食べ下山する。
予定より2時間早く6時過ぎには大分に着く。天気に恵まれ予定通りの山行が出来良かった。
《山行番外報告》
*大分百山達成おめでとうございます。
・清水久美子様:母のリードよろしく岳滅鬼山登頂で百山達成しました。
一日3山登った日もあったとか、若さで挑戦したそうです。
・過去大分百山達成者
三浦紀子様、三雲美幸様、切封妙子様、清水道枝様、加藤忠様
2018年 1月14日(日)曇り 宝山(815m) 15名
新年初めの山行は干支関連かおめでたい名前の付いた山に登ろうということで、今年は「宝山」に決まりました。玖珠町恵良の「竜門の滝」に向かって進むと左手に大きな赤い鳥居がある。ここからは宝八幡神社の案内板にそって坂道をのぼると駐車場にでる。春にはアジサイで有名な神社だ。
お参りをして出発、お賽銭箱の横に樽酒と三方に盛られたミカンがあり「ご自由に‥」と書かれている。お酒は気持ちだけいただき、ミカンを一つづつもらう、神社横では白猪が飼育されていて、何となく目出度い気分を味わいながらの山登りになった。
積雪3cm、奥ノ院(妙見宮)分岐までは急登が続く、途中でアイゼンを着ける。妙見宮にお参りをして少し引き返し、倒木はげしいの杉林の中をルートファインディングしながら登る事30分林道に合流すると5分で山頂に着く。生憎眺望は全くない。時間が早いので下山して神社で昼食にする。
2.30Hの山行に物足りない人達は帰路に横山(1036m)に挑戦、軟弱組は由布院の温泉に向かう。
《写真》
上:靴を忘れたKさん、「ツッカケにアイゼンを着けて登る」と云うのを皆で止めて留守番役に。/各々の思いを込めて、今年も良い年で有りますように!
中上:薄汚れているが白猪様である。/中間点、今からアイゼン装着。
中下:玖珠盆地が見える。/奥ノ院(妙見宮)
下:山頂/横山に行った健脚組